Sweetなキミへ

そうやって頭を悩ましているうちに、あっという間に放課後が訪れてしまった

どうしたら良いのか分からない状態で、俺は仕方がなく帰路に着く

バイトに遅れたら、きっとうるさく言われる

しかし、遥にまだ何も伝えきれていない

どうしたら良いのだろうか?

今まで素直にしてこなかった分、素直になるなり方なんて全く分からない


カランカラン


いつもと同じ音をたてて扉を開くと、姉貴が顔を見せる


「あれ、拓哉あんた1人?」

「1人」

「あんた意外とちっさいのね」
「うっさい!」


そう言い返すと俺はいつものように自室へ向かい、服を着替えだした