既に生徒会室の周りには
人!人!人!人!
多すぎ!人ごみ嫌い!
てか、なんで離れにあるのかわからないし。
しかも昼間のこと知ってるのか、あたしに敵意はむき出しだよね、むき出しても何も出ないよ!
『…どっから入るんだ?』
「おい、お前!部外者はそこから先入れないんだぞ!!!!」
『ああ』
なんか前髪だけ金髪の変なやつ(失礼)に話しかけられてイラッときた。あたしだって、来たくないし踏み入れたくもないし、こんなところ!!!!
「何やってんだ、あ、稲田。もう来たのか。とりあえず中に入れ」
金髪は疑問視してるし、周りには生徒会らしき人が集まってきてる。
「こんちー、ってあれ?この子誰?
ファンは入ったらあかんでー?」
ファン?
ってどういうこと?
関西メガネの言った言葉に更にイラっとする。
『中には入らない。用件くらいここで言ってよ。』
「稲田には今日から生徒会に入ってもらう。」
「『は?!?!』」
さすがに生徒会のやつも驚いたのか、みんなの声は綺麗にハモった。