『あたしになにか?』




「ハッ、俺様に向かってその態度とは度胸あるな!お前、放課後生徒会室に来い」



『は…?』




周りがかなりざわつき始めた。結城の声はでかく、教室の窓にも人がたかってた。



余計なことをしないでください



そう言いそうになったが、騒ぎが大きくなるので控えた。


「とりあえず、来いよ」



それだけ言うと結城は自分の席に座る。




『…』




ありない…なにあいつ!




あたしの平穏はもう、どこにもなくなりつつあった、3年生、4月の終わりの出来事。