―1ヶ月前の出来事。 もう直ぐ一緒にクリスマスってとこでわたしは自ら幸せを捨てた。 ううん、孝介に別の好きな人ができた時からわたしの幸せなんて終わってた。 いずれはこうなっていたんだ。わたしは孝介の口からそのことが告げられるのが怖くて、逃げたんだ。 ホントはただの弱虫…。 「コウ…」 プレゼント、ワクワクしながら選んで…一緒に祝いたかったな、コウの17歳の誕生日。 「…呼んだか?」 ……コウ? 「コウ…?」 「お前……」