【コラボ短編】Zの未来


「登坂課長!ちょっといいか?」

「はい!」


事務所に着くなり、支店長に呼ばれる。朝から何だろ?




人間関係に心配が無くなった理由は、今俺を呼んだ支店長がここに居たからだった。


支店長は、ミクと働いていた盛岡支店での俺の上司。


俺が仙台へ転勤になると同時に、支店長もまた違う支店へと転勤になっていた。


そしてまた転勤となり、新潟支店で再会となった。


支店長は仕事も勿論出来るし、頼りがいのある人で尊敬していた。


そして何よりも新人だったミクの指導係を、俺に命じたのが支店長だった。


上司だからっていうのもあるけど、俺は一生支店長に頭が上がらないと思う。


今の俺とミクがあるのも、支店長のおかげが大きいから。