時計を見て時間を確認する。まだミクが家に着くまで時間が有りそうだ。
寝巻きのジャージを手に狭い風呂場へ。1人だと何とも思わなかったけど、ミクと入った時は流石に狭いと感じた。
結婚したら風呂場が大きい所にしないとな、一緒に湯船にも入れない…。
なんて、急に結婚後の事を考えるのもおかしな話だけど、そう思える事が幸せで嬉しかった。
それもミクがプロポーズしてくれたおかげなんだけど。
ガチャ…
バスタオルで濡れた髪をくしゃくしゃにしながら、冷蔵庫を開けて缶ビールを取り出す。
メタボにならないようにとビールは週に1回。
ミクは『それでも好き』て言ってくれるけど、やっぱりいつまでもミクにとっての格好い俺で居たいから。
俺の中での約束事になっていた。


