廉が急に真剣な顔になってこっちを向いた。 「俺のせいで美優につらい思いさせてゴメンな。」 「廉のせいじゃないよ。」 「誰かになんかされたら絶対にすぐに俺に言えよ!」 「うん。ありがとう。」 「もう少ししたらホームルーム始まっちゃうから教室戻ろっか!」 「うん。」 「教室戻るのやだ?」 「ううん。大丈夫。」 私下を向いて言った。 「大丈夫。どんな事があっても俺が守るから。」 「ありがとう廉!」