「ああ、もちろん好きだぜ」 智也の声にまずはほっとする。 「あたしは…智也のこと、恋愛感情で好き…な、の…」 あたしの口から突然そんな言葉が飛び出す。 (あっ…言っちゃった) あたしの赤いマフラーは握り締められ過ぎて、窒息寸前。