「え…?うーん、そうだな…一緒にいて落ち着く、っていうか、大切な存在だけど?」 いきなりの質問にも、智也はちゃんと答えてくれる。 「と、智也はあたしのこと…好き?」 恐る恐る出した言葉。 赤いマフラーをさらにきつく握り締めて。