君に一番近い場所




えぇと
大きな手?
ゴツゴツしてて



ほのかに香る、残る
あの香水の匂い。



絶対の確信があった。



君の香り
僕の好きな
君の香り



ちょっとどころか
相当胸が高鳴り



あたしは
声を絞り出す。



重度な圧力に
負けじと



声を絞りだす。