「なんかいい事でもあったかな?」



あたしが葉賀の近くに近づくと
葉賀は信じられないくらい不細工な顔をしていた。



「ん?どうしたの?」



共学に通う女の子として
その顔は許されるんだろうか?



なんというか
食べられてるタコウィンナーが哀れだ。



葉賀はあんぐりと開いた口を閉じてタコウィンナーを食べはじめる。




「葉賀〜気になるじゃん!
言いたいことあるんなら言ってよ〜」




「いや……」




葉賀は何も言いそうにない。