「すき焼き?」 「そう!すき焼き!」 俺は、 とても女の子らしい中野が 言い放った謎の 「すき焼き」 という呪文を繰り返してみた。 「すき焼きが食べたいの!」 すき焼き 「っだからっ! 西村君から、エムドに誘われたって!回転寿司に誘われたってっ……一緒に行かないから」 あ、そう。 俺は中野の「すき焼き」にたいする 熱い熱意を聞き入っていた。 「根津」 中野の顔を 大真面目に見た。 視界に入った。 訂正 見たかった。 中野が見たかった。 中野、痩せた