根津をからかった事に ちょっと優越してしまった。 それがいけなかったのかな? 「ヒッ」 あたしが 間抜けな叫びを挙げたのは 言うまでもない。 それが何故か? と言うと、根津が背の低いあたしの膝にあわせてヒザカックンを食らわせたからだ。 「テレレテッテッテレ〜♪」 ゲーマーの根津が なんたらクエストのレベルが上がったような音を叫んで廊下に走りだすと、 肉体的にも精神的にも ダメージを受けたあたしは どうしようもなく腹が立って 「根津待て!」 一緒に走りだす。 根津を追い掛ける。