「美愛、合格おめでとう。」 「ありがとうパパ」 「高校生になっても頑張るんだぞ!」 「うん!」 パパの大きな手であたしを撫でてくれた。 「美愛、おめでとう。」 「ママ!」 パパにちょっと遅れてママも来た。 「もう高校生なんだからあんまり誠さんに迷惑かけちゃだめよ!」 「大丈夫ですよ。ぜんぜん迷惑なんかかけてないですよ。」 「そうですか? まだしばらくは日本には帰れそうにないので高校生になっても美愛をよろしくお願いします。」 「はいっ。お任せ下さい」