*制服のボタン*バレンタインの憂鬱*陵弥


翌日。


俺はご機嫌斜め。



昨日、結局凜花には触れず。



ちょっと意地悪くスネてやったら、凜花のヤツ。





べーッって舌出して帰りやがった。




少しくらい寒くったって、温かくなるだろ…




俺の方が中途半端にされて、心が寒いつうのッ!?





結局、メールも電話もよこさねぇし。



俺もしなかったけどな…







「ヨウッ陵弥、お早う!」


って、朝から元気な奴。

俺の親友、立谷 卓。



超不機嫌な俺は。




「朝からテンション高けーな。
ノロケなら聞きたくねぇ」




って、机に突っ伏した。


コイツは遠藤 沙織ちゃん、凜花の親友と付き合ってる。


片思い実らせ、幸せオーラ全開な奴。





「何だよ、朝からご機嫌斜めかよ…凜花ちゃんとケンカかぁ」





って、幸せオーラ撒き散らし呑気にケタケタ笑う卓を、ジロリと睨んだ。





俺って、ちぃせぇなぁ…