*制服のボタン*バレンタインの憂鬱*陵弥



翌日。




俺は中庭に愛美ちゃんを呼び出した。




「俺、凜花しか見えないバカな男だから。悪いけど、もう俺に構わないで」



「…あっあの私…先輩が」



「ごめんね、俺の大事な女は凜花1人だから」





真っ直ぐ愛美ちゃんの目を見てそう、告げると。




泣きながら中庭から走って行った。





冷たいって思われ様が、酷いって思われ様が関係ない。





見上げた窓際に、凜花の姿。




幸樹にも謝った。




言わばコイツも被害者だよな…




凜花を宥めて、俺にキレられて。





「幸樹…悪かったな」



すると幸樹は、ニヤッと笑って。






「なぁーんだ凜花ちゃんと仲直りしたんだ。せっかく奪っちゃおって思ったのに!」






って、こんのぉークソガキがッ!?




バコッ




「ぃってーなぁもぅッ!冗談に決まってんだろ…」






お前ぇが言うと冗談に聞こえねぇー





ったく…