「着いたよ」




奏斗に言われて車を降りた。




「ここ…どこ?」




…マンション?

何でこんな所に来たんだろう。


琉也君と杏里は最近一緒に住み始めたけど、多分場所違うし、2人とは明後日会うはずなのに…




「姫、来て」




奏斗に手を引かれてエレベーターに乗る。



迷わず"7"の数字を押す奏斗を、無言で見てた。