だけど…俺は気付かなかった。




「…もういい…」


「姫…」


「あの時に今のこと知ったとしてもきっと…奏斗を好きになることは変わらなかったんだから…」




真っ赤になりながらもこんな言葉を言う姫に、今度は俺が赤くなる番だったなんて…







END