「ひーめっ♪」




後ろから声がした。


すぐに分かるよ。
"奏斗"だって。




「来てくれたんだね?」


「遅くなってごめん。卒業おめでとう」


「ありがと」


「姫、どうぞ」




そう言って、奏斗は車のドアを開けてくれた。
(免許取ったんだぜ★by奏斗)



少し照れくさく思いながら、あたしは車に乗った。