好き。


大好きだから離れたくなくて


どんどん欲張りになって

奏斗を束縛しちゃう、そんな自分になっていきそうで嫌だった。




「これからは、朝起きた時も、夜寝る時もずっと一緒♪…って、俺が姫と離れたくなかったからだけどね?」




ねぇ…

奏斗は…あたしの心を読んだの?




「姫、この部屋見てよ」




そう言われて覗いた部屋。




「…うそっ…」




あたしの部屋にあった家具全てが、そこにあった。