「天才をつくるなんて……」
「あ、そうだ。今日の帰りに何があっても顔色を変えるなよ」
「何で?」
「お前が正気だってばれるからだよ」
そういう弥生は笑いを含んだ、見下すような顔をした。
ああ、そうか弥生の何が気に入らないってこの余裕の顔が嫌なんだ。
「で? あんたは正気でいながら何にもしないわけ?」
気に入らないせいで突っかかる言い方をした。
フン、とか言って返してくるかと思ったが、弥生は辛そうな顔をした。
「……何にもしないわけじゃない…」
「じゃあ……?」
「俺のほかに薬が効かない奴はいた。でも、皆は奴らに攻め入ったんだ」
「!!」
「でも、皆死んだ」
「え……?」
「死んだのさ、それだけだ」
さっきと打って変わっておとなしくなった。
小夜はこの先を聞きたい気持ちと聞きたくない気持ちが戦っていた。
「同じことを繰り返さないために言う。あいつらは、ロボットにされた」
「―? なにそれ!?」
「奴らはもう使えなくなったものや、反乱を起こすような薬の効かないものをどこかの部屋へ連れて行った」
言葉を切り、つらそうに顔を背ける。
「その後、皆はここのスタッフと同じ薄笑いを浮かべた人形になった」
「……どういうこと?」
「これを見ろ」
弥生は冷蔵庫から青い液体の入った試験管を取り出した。
「この青いものは、ウイルスレベルに小さい小型の機械だ。
これが体内に入ると約3日で細胞すべてがこの機械に汚染され、同じ機械を作り出し体全域にわたる。
そうすると体はそのまま機械化して、ロボットの出来上がりだ。
見た目や声はすべて変わらずに奴らの操り人形になっちまうのさ」
「……」
やっぱり聞くんじゃなかった。
「俺は仮眠に入る。時間になったら勝手に帰れ。さっき言ったこと、忘れんなよ」
そして弥生は奥に消えた。
「あ、そうだ。今日の帰りに何があっても顔色を変えるなよ」
「何で?」
「お前が正気だってばれるからだよ」
そういう弥生は笑いを含んだ、見下すような顔をした。
ああ、そうか弥生の何が気に入らないってこの余裕の顔が嫌なんだ。
「で? あんたは正気でいながら何にもしないわけ?」
気に入らないせいで突っかかる言い方をした。
フン、とか言って返してくるかと思ったが、弥生は辛そうな顔をした。
「……何にもしないわけじゃない…」
「じゃあ……?」
「俺のほかに薬が効かない奴はいた。でも、皆は奴らに攻め入ったんだ」
「!!」
「でも、皆死んだ」
「え……?」
「死んだのさ、それだけだ」
さっきと打って変わっておとなしくなった。
小夜はこの先を聞きたい気持ちと聞きたくない気持ちが戦っていた。
「同じことを繰り返さないために言う。あいつらは、ロボットにされた」
「―? なにそれ!?」
「奴らはもう使えなくなったものや、反乱を起こすような薬の効かないものをどこかの部屋へ連れて行った」
言葉を切り、つらそうに顔を背ける。
「その後、皆はここのスタッフと同じ薄笑いを浮かべた人形になった」
「……どういうこと?」
「これを見ろ」
弥生は冷蔵庫から青い液体の入った試験管を取り出した。
「この青いものは、ウイルスレベルに小さい小型の機械だ。
これが体内に入ると約3日で細胞すべてがこの機械に汚染され、同じ機械を作り出し体全域にわたる。
そうすると体はそのまま機械化して、ロボットの出来上がりだ。
見た目や声はすべて変わらずに奴らの操り人形になっちまうのさ」
「……」
やっぱり聞くんじゃなかった。
「俺は仮眠に入る。時間になったら勝手に帰れ。さっき言ったこと、忘れんなよ」
そして弥生は奥に消えた。


