留太はゆっくりと目を開けた。


「ここは・・・!?なんでこんなに真っ暗なんだ?さっきまで俺は屋上にいたはず・・・」


「ようこそ裏キューピット界へ。留太くん」

「あんたはさっきの!?裏ってなんなんだよ!!あんた達は菜々の仲間なんじゃないのか?」


「変なこと言わないでくれる?何故あのようなダメダメキューピットと同じにされなきゃいけないのよ。」

「先輩、ただいま77番へ映像を送りました」

「わかったわ」

「映像ってなんだよ!?」



「私たち裏キューピットはね、表のキューピット界の奴らが大嫌いなの。だからね、あなたに惚れてる77番をここへ呼び出して、刑法を違反させるのよ・・・」

「留太くん、77番は君のことがどうやら好きらしい。その時点で違反なのだが、もっと重い罰を77番には受けてもらおうと思ってね。」


「なに言ってんだ!!菜々が俺を好きなわけねぇだろ」


「77番も可哀相なこと。ねぇ。」

「ですね。先輩」