「このお店は可愛くて女の子が大好きな小物がたくさん売っているのですー」

2人は大きなくまのぬいぐるみが店頭に置いてある店に着いた。

「小・・・じゃなくて、菜々はなんでこの店知ってたんだ?」

「前のキューピット検定のときに応援していた男の子が好きな女の子にプレゼントを贈りたいというのでいろいろ調べてたら見つけたのです」

「前もこの近くでお前はキューピットやってたのか?」

「もう5年も前のことなんですけどね!!」

「へぇー。お前はさ、貰うとしたらどんなのが欲しい?」

2人は店内へ入り中を見回した。


「わたしはもし留太さんから貰えるのなら、なんだって嬉しいです!!」

「違う違う!!何かこの中で貰ったら嬉しいなとか思う物だ。」

「うーんと、これですかねぇ」

菜々が手に取ったのは小さな羽がついた天使の置物だった。

「それ!!いいじゃん。」

「ですよね!!これをプレゼントしたらきっとこのみちゃんも喜びますです」



2人は天使の置物を買って店を出た。