今日はクラスメイトがざわざわしている。
女好きの海十も何故だかそわそわして落ち着きがない。


「おい海十、どうしたんだ?周りがざわついてるけど」

「おおー留太!!よくぞ聞いてくれたー!!実はな・・・」

「超可愛い子が転校してくるんでしょ?」

と隣からこのみが嬉しそうに身を乗り出しながら言ってきた。
留太とこのみの顔が近くなる・・・
留太は思わず赤面する。


「そう!!さっき職員室行ったらすっげぇ美少女が居たわけですとも!!!!!わっはっはっは」

「・・・。女好きの海十にとっちゃ嬉しいことだろうな。まぁ、俺には関係ないけど」

その言葉を聞いてこのみも赤面する。

「お二人さん、朝から熱いっすねー」

周りのクラスメイトも2人のことをちゃかす。


「うっせぇー」


「何がうるさいんだ?留太。先生に向かってうっせぇとはなんだ?」

「先生!?違うんです!!こいつらが・・・」

海十たちはすでに着席していた。