人間不信





 
 もう少しで卒業の時、私は避けた。





 私を避けるなら、私もクラスメイトを避けた。






 心を閉じた。





 こいつらには『道徳』というのがないのだ。





 私を貶めて、楽しんで、自分の事しか考えず、ひとの心を考えようとしない奴だった。