「ほら、気持ち伝えてもいいぞ」 にやりと笑って、 コーヒーを啜って大人ぶる。 悔しい!! ・・・でも、好き。 「好き」 「ははっ」 「ちょっと笑うとこじゃないでしょ」 「いや、嬉しいよ。俺も好き」 「もうっ」 不幸なバレンタインは、 とっても幸せなバレンタインに。 タクさんは店を閉めると、車に乗った。 私は助手席。 私はずっと不貞腐れたまま。 「まぁ機嫌直せよ」 タクさんはさっきから 楽しそうに笑いっぱなしで、 私は腹を立ててた。