9時になった。
時間だ。
俺は懐に忍ばせていたナイフを取出し、高らかにかざした。
「キャー!!」
悲鳴が上がった。
俺のすぐそばにいた女が俺がナイフを持っていることに気が付いたのだ。
悲鳴に他の周りの人間が反応し、今まで俺にまとわりついていた人ごみがざわざわとうごめきだす。
「あいつ、ナイフ持っているぞっ!!」
誰かが叫んだ。
それに呼応するようにあちこちで悲鳴や怒号が上がる。
俺の周りから人がさっーと引いていく。
サイコーだ。
今まで停滞していた人生が最後の最後で盛大に燃え盛ろうとしている。
火が消える前の最後の勢いであることはわかっている。
なら、その最後の勢いで出来るだけ多くの人間を焼いてやる。
手始めに・・
見れば、すぐそばに女が転がっている。
こわばった表現で涙を流し、足をじたばたさせて立ち上がれずにいる。
最初に悲鳴を上げた奴だ。
こいつだ。
まずはこいつから殺そう。
時間だ。
俺は懐に忍ばせていたナイフを取出し、高らかにかざした。
「キャー!!」
悲鳴が上がった。
俺のすぐそばにいた女が俺がナイフを持っていることに気が付いたのだ。
悲鳴に他の周りの人間が反応し、今まで俺にまとわりついていた人ごみがざわざわとうごめきだす。
「あいつ、ナイフ持っているぞっ!!」
誰かが叫んだ。
それに呼応するようにあちこちで悲鳴や怒号が上がる。
俺の周りから人がさっーと引いていく。
サイコーだ。
今まで停滞していた人生が最後の最後で盛大に燃え盛ろうとしている。
火が消える前の最後の勢いであることはわかっている。
なら、その最後の勢いで出来るだけ多くの人間を焼いてやる。
手始めに・・
見れば、すぐそばに女が転がっている。
こわばった表現で涙を流し、足をじたばたさせて立ち上がれずにいる。
最初に悲鳴を上げた奴だ。
こいつだ。
まずはこいつから殺そう。

