あたしのマジな顔を見て、また健ちゃんが笑う。

「あははっ。心配すんな、ここはオレん家じゃないから。

さ、降りて☆」


健ちゃんに促されるまま、車を降りて着いていくアタシ。

隠れ家的なお店なんだろうか?

どう見ても普通のアパートにしか見えない建物。


エレベーターで6階まで上がり、これまた普通のアパートの一室みたいなドアの前で止まる健ちゃん。

表札には…