「ねぇ、どこ行くの?」

アタシの問いかけに、健ちゃんは少し考えこむ。

「…美緒チャンって、やっぱまだアツシのコト好き?」

突然の問いかけにアタシはビックリする。

「なっ何!?急に。」

「いや、なんとなく。やっぱまだ会うのとか辛い感じ?」


「うーん、正直少しね。でも結婚式でだいぶ吹っ切れたし、今はもう大丈夫。」

アタシの言葉に、健ちゃんの口元が緩んだ。