「じゃあ、椎名はこれから毎日居残りな。オレ、数学担当だから。よろしく☆」 萩原センセがイタズラっぽく笑う。 「えぇ~!マジ最悪なんだけど。」 あたしの言葉にまたみんなが笑った。 でもあたしは、本音を言うと、全然嫌じゃなかった。 むしろこれが冗談なんかじゃなくて、ホントだったらいいのに… なんて思ってた。 こうして、あたしは意外な再会をした。 高校最後の年。