「じゃ、行くか。ついでになんか夕飯食べてこっか?留学決まったお祝い☆」
健ちゃんの言葉に、頷くアタシ。
嬉しい…
「あーっ!萩原センセ、学校に彼女なんか連れこんで、やっらしぃ♪」
下校中の男子生徒数人がこっちを見て叫ぶから、周りがアタシ達に注目する。
やばっ!
今だ学生時代の感覚が抜けなくて、焦るアタシ。
「バカ言ってないで早く帰れー」
そう言って、健ちゃんはアタシに車に乗るよう促して、自分も車に乗り込む。
そしてその男子生徒達にひやかされながら車を発進させる。
否定しないの…?
そんな些細なことがドキドキする。
ただ面倒くさかっただけかもしれないのに。

