先生とあたしのヒミツ☆



「ウソー!だって、だって、あん時健ちゃんの彼女だって、言ったじゃん、美和子さん!」

「あんなの冗談だって。オレとお前らの反応見て楽しんでただけだよ。」

「そんな…でも、お姉さんのこと、美和子って呼び捨てって、おかしくない?」

「それはぁ。アイツ姉ちゃんって呼ばれるの嫌いでさ。小さい頃は美和子ちゃんって呼ばされてたんだけど。中学入った頃から、姉貴に"ちゃん"ってつけるの恥ずかしくてさ。美和子って呼ぶようになって。それで。」

ウソでしょぉ。

そんな、姉弟だったなんて…


「姉弟で夏祭りなんて…普通彼女だと思うよ。似てないし。」

「あはは。ごめん。アイツ厚化粧だからな。昔は似てるって言われてたんだけど。夏祭りに行ったのは、実はアイツ、年明けに結婚して海外行くコトが決まってて。日本で最後の思い出に、姉弟で夏祭りに行きたいなんて言うからさ。無理やり連れてかれたの。」

健ちゃんの言葉に、何故か健ちゃんに彼女がいなくて嬉しいって思う自分がいた。


彼女がいてもいなくても、ふられた事実は変わらないのに…