「ってか何でアタシだけ放課後居残り?アタシ何もしてないはずなんだけど。」 緊張を隠すように、アタシはそっけない態度で聞く。 「あぁ、ごめん。それはただオレが個人的に美緒ちゃんと話ししたくて、職権乱用しました☆」 ペロッと舌を出してみせる健ちゃん。 やだ、そんなこと言われたらドキドキが止まらないじゃん。 「最近メールもくれないし、大丈夫?受験でストレスとかためてない?もっと頼ってくれていいから。マジで。」 やばい、泣けそう…