あっという間に車はアタシの家の前に着いた。 特にたわいもない話をしてただけで、作戦はひとつも実行出来ていない。 今さらながら緊張する。 何か言わなきゃっ!と思うと頭が真っ白になる。 「どうした?もう着いたんだけど。」 不思議そうに健ちゃんがアタシの顔をのぞく。 か、顔近いからっ!!!