「まぁ行きたいって思える大学が見つかって良かったな。これから学力の方を相当頑張んないとって感じだけど。」 健ちゃんが苦笑いを浮かべる。 「しょうがねぇ、またあつしんとこで勉強会だな。教育大卒業生3人相手に、大学落ちるなんて許さねーかんなっ!絶対合格しろよ。」 「…うん。」 健ちゃんの言葉が嬉しくて、あたしは半泣きで返事をした。