あっちゃん宅に泊まった次の日、あっちゃんは、アタシを家まで送ってくれて、両親の説得までしてくれた。 あっちゃんにまで頭を下げられちゃ、さすがに二人も折れるしかなかった。 条件付きだけど、音大進学の許可が出た。 あっちゃんは、ホントに最高のお兄ちゃんだよ。 血はつながってないけど、アタシにとっては大好きな兄であり、初恋の人であり、一生大事な人。