先生とあたしのヒミツ☆



思いきって通話ボタンを押す。

携帯を耳にあてる手が少し震える。

なんで電話するだけなのに、こんなに緊張するんだろ?

プルル♪


呼び出し音は何度ないても健ちゃんは出ない。

音が途切れるたびに緊張するアタシ。

結局健ちゃんは出なくて、留守電につながった。

アタシは電話を切って、健ちゃんにメールをうつ。

お風呂とかに入ってるのかもしれない。

健ちゃんなら、気づいたら絶対連絡をくれる。

アタシは、少し健ちゃんからの連絡を待つことにした。