「っていうかアタシの人生じゃん。将来どうなろうと関係なくね?進む道ぐらい自分で決めるから。」
アタシは少しキレ気味に答えて、夕飯を食べ続ける。
そんなアタシにため息をつくパパ。
「ママは許しませんからね。誰が大学行くお金出すと思ってるの!?」
ヒステリックに言うママに、アタシの頭にも血がのぼる。
「アタシはママの人形じゃないんだからっ!ママの決めた道に沿って歩くなんてまっぴら。だったら大学なんて行かないっ!!」
そういって、アタシは席を立って、うちを飛び出した。
「美緒っ!待ちなさいっ!」
ママとパパの声が遠くで聞こえたけど、シカトした。

