先生とあたしのヒミツ☆



「っていうかアタシの人生じゃん。将来どうなろうと関係なくね?進む道ぐらい自分で決めるから。」

アタシは少しキレ気味に答えて、夕飯を食べ続ける。

そんなアタシにため息をつくパパ。

「ママは許しませんからね。誰が大学行くお金出すと思ってるの!?」

ヒステリックに言うママに、アタシの頭にも血がのぼる。

「アタシはママの人形じゃないんだからっ!ママの決めた道に沿って歩くなんてまっぴら。だったら大学なんて行かないっ!!」

そういって、アタシは席を立って、うちを飛び出した。

「美緒っ!待ちなさいっ!」

ママとパパの声が遠くで聞こえたけど、シカトした。