響は人なれして無いのとまた人から騙されると言う恐怖心から人間不信に陥ってしまったんだ…
昴が居れば…
琉偉が居れば…
隼人が居れば…
剛司が居れば…
不安はない。
俺も安心してあの4人に響を任せられる
仲間の大切さ…
仲間の強さ…
人を労る気持ち…
瑠璃もだけどあの4人にはそれが培われてるから…
響もきっと心を開いてくれると俺は確信をもった。
響は昴達の輪の中で最初はぎこちない笑顔を作り笑いをしていたけど…
自然に笑える様に成り…
そして…
俺や昴、琉偉達や両親に心を開くまでに成ってくれた。
今でも覚えてるよ…
瑠璃の有り難うって言った涙まじりの笑顔と…
【晧覬兄!有り難うな!】
そう言った響…
お前の飛び切りの笑顔を…
心を開いてからの響は本当に文字通り俺の可愛い弟だった。
昴や琉偉達とも仲良く溶け込み年下と言う事もあってみんなから弟と言う扱いを受けてたけど…
でも瑠璃の喜ぶ顔が観たくて…
そして響の笑顔が観たくて…
人をもう一度、信じると言う気持ちを裏切らない奴等も居るんだと言う事を解って欲しかった。

