弁護士シリーズ作品短編集『格好いい奴等』





なにがなんだか?

さっぱり解らない内に…

俺は全てを任される事に成ってしまった



【じゃ後藤先生。後の事は宜しくお願いします。】


白鷺の父親はそう言うと会議室から姿を消した。



〔後藤先生…。父が突然、驚く様な発言をしてしまって済みませんでした。〕


白鷺がそう言った。



『いや…いやって言うか…どう言う事なのか?事態をまだ飲み込めて無い状態なんだけどな…』


そう答える俺に…



〈後藤先生…あの人が言ってた事、本当の事なんですよね?間違い無いんですよね?〉


動揺を隠せない小野が俺に言った。



『あぁ…そうみたいだな…』


俺は何故か?冷静に小野に答えてた。



自分の中でまだ整理もついて無いと言うのに…



『まったく…とんだ厄日だよ…』


俺がそう言うと…



〔後藤先生。小野先生。これから宜しくお願いします。〕


白鷺は俺達にそう言った。



そして…



話が中断してしまった本題である被害者救済の会の話に戻る事に成った。



俺の頭の中は被害者救済の会の話より白鷺の父親に言われた言葉が頭の中を巡り続けていた。