弁護士シリーズ作品短編集『格好いい奴等』





白鷺は書類を配り始めそして…



〔この案件なんですが…なかなか詐欺まがいな事をやってまして…被害を受けられた方から色々とこちらで事情を聞いたんですが…〕


白鷺はそう言った。



『これ全部その報告書って言う訳か?』


俺が聞くと…



〔はい。そうです。こちらで先に被害者の方の事情を説明して貰って纏めた物です。〕


白鷺はそう答えた。



〈えっ!?これ…二人でやったって言うんですか?〉


小野がそう言うと…



〔はい。こちらに被害者の方が15名、こられましたので3日間かけて被害者の方からお話は伺いました。それで全ての話を纏めて書類にさせて頂きました。〕


平然な顔をして答えた白鷺。



こいつ…

すげぇ~奴だ…



俺は思わず白鷺の事をそう思った。



〔そちらの報告書の書類には被害者の方とその家族の方の話を統計して書かせて貰ってます。〕


白鷺はそう言うと…



〔順を追って説明を始めさせて貰いますが宜しいですか?〕


白鷺はそう言った。



『あぁ。頼む。』


俺がそう答えると白鷺は説明を始めた。



話を聞きながら俺は白鷺と言う奴を勘違いしていたんだと言う事に気が付いた。