[素敵な女性が多い事務所ですね。受付の子といい今の女性といい…]
俺の隣りで興奮気味に言った小野。
はんっ!
あいつに比べたらまだまだだね!
俺は心の中でそう思った。
あいつとは…
麻生 瑠璃の事…
達哉の婚約者で許婚の俺が心から死んでもいいと思える位、欲しくて欲しくてたまらない俺の想い人
あいつ…
今頃、何やってんだろうな?
ふと俺は瑠璃のあいつの事を思った。
〔後藤弁護士?どうかされましたか?〕
白鷺が俺に声を掛けて来た。
〔コーヒーお口に合いませんでしたか?なんなら…〕
そう言った白鷺に…
『いや…大丈夫。ちょっと考え事をしてたから…』
俺は白鷺に答えた。
〔そうですか?ならいいんですが…あと少しで残りの弁護士が来られると思うので済みません…〕
白鷺は俺にそう言った。
俺に謝る事なんて無いのに…
変な奴。
それに違う事務所の弁護士の事で俺に謝るって言うのも本当に変な話だもんな…
俺は白鷺と名乗った男の事を目で追っていた。
白鷺 琉偉と名乗った奴はここの事務所のオーナーの息子にして自身も弁護士…
親子2代で弁護士って言うのも凄いよな

