〔あともうお二方、こちらに来られますのでそれまでお掛けになってお待ち下さい。〕
白鷺と言う奴が俺達二人に言った。
『あぁ。じゃ待たせて貰うよ。』
俺はそう言って小野と二人で円形状のテーブルの丁度、真ん中に座った。
〔後藤弁護士?小野弁護士?飲み物の方はコーヒーでいいですか?〕
白鷺が聞いてきた。
『あぁ。俺はアメリカンでブラックを頼むよ!』
そう言った俺の後に
[じゃ私も後藤先生と同じ物を…]
そう言った小野。
〔解りました。直ぐに持って来させますから…〕
白鷺はそう言うと受話器を取り内線で話し始めた。
少しして…
〈失礼します。〉
受付の女とは違う女が部屋の中に入って来た。
〔あっ!眞鍋さん。そちらの先生にコーヒーをお出しして下さい。〕
白鷺はコーヒーを持って来た女を眞鍋と呼んだ。
後に俺の偽彼女に成る女だったんだ…
〈お待たせしましたこちらに置きますので…〉
そう言って茉莉は俺と小野の前にコーヒーカップを置いた。
〈では…。失礼しました。〉
扉の前で頭を下げて帰って言った茉莉…

