弁護士シリーズ作品短編集『格好いい奴等』





〈後藤弁護士は白鷺弁護士に既に逢っていたんですか?〉


小野が俺にそう言うと…



『忘れていたよ…』


俺は小野に向かって言った。



本当に俺は前を行く男の事を忘れていたんだ…

仕事が忙しかったと言う事と興味が全く無かったと言うのが正直な答えで…



〔さっ…どうぞ?〕


目の前を歩いていた男が俺達に言った。



〈あっ。有り難う御座います。〉


小野がそう言うと…



〈後藤先生?お先にどうぞ…〉


小野が言ったので部屋の中に入った。



[初めまして…]


そう言ったのは先に部屋の中に居た人物だった。



『どうも…』


俺はそう返事を返した。



〔こちらに居られる方は白鷺弁護士事務所在籍の川畑浩隆と言います。〕


白鷺と名乗った奴が言うと…



[初めまして…川畑です。宜しくお願いします。]


座っていた椅子から立ち上がり頭を下げた。



『始めまして。私は河村弁護士事務所の後藤晧覬と言いますこちらこそ宜しくお願いします。』


俺も自己紹介して頭を下げた。



〈左に同じく河村弁護士事務所から来ました小野晃之と言います。〉


小野も頭を下げて言った。