白鷺 琉偉



白鷺法律総合事務所のオーナーの息子にして弁護士。



琉偉との出逢いは俺がまだ違う弁護士事務所で仕事をして居る時だった。



俺が弁護士に成って約3年目の時だった



〔あのぉ~済みません…。ちょっといいでしょうか?〕


声を掛けて来たのが琉偉だった。



『はい?なんでしょうか?』


俺が答えると…



〔河村弁護士法律事務所に在籍されている後藤弁護士ですよね?〕


琉偉は恐る恐る俺に聞いた。



『そうですけど?貴方は失礼ですがどちら様ですか?』


俺が逆に聞くと。



〔あっ!済みません僕はこう言う者なんです。〕


そう言って差し出されたのは…



『はぁ~?』


俺が差し出された物を観て言うと…



〔ゲッ!間違った!済みません!〕


そう言って差し出したテレカを直し名刺を差し出した。



『白鷺法律総合事務所。白鷺琉偉…』


俺は名刺を受け取り言うと…



〔はい。初めまして後藤晧覬さん。僕は白鷺法律総合事務所の弁護士をやっている白鷺琉偉と言います。こんにちは。〕


琉偉は俺に挨拶をした。



『白鷺法律総合事務所の弁護士さんが俺に何の様?』


俺はそっけない言い方をした。