俺はどれくらい泣いてたのか?解ら無かった。




『昴…有り難う…済まなかったな…』


俺はそう言って昴から離れた。



「気が晴れたみたいだな!顔がスッキリしていつもの晧覬に戻ったよ!」


少し笑って言った昴



「さっ!じゃ全部、話を聞く事にしょうか?もう俺に話せるだろう?」


昴はそう言った。



スラッと言える昴に俺は格好いい奴だと思った。



俺が泣いた事なんて無かったかの様に昴は本当に格好いい男だと思った。



俺は達哉の眠る墓の前で成瀬と芹澤からの嫌がらせや仕事上での妨害そして瑠璃に危害を加えると言った二人の話をして俺は瑠璃を守りたいから我慢してると話した。

そして達哉との約束の話もした。



「そうか…。そうだったのかよ…。」


昴はそう言うと…



「晧覬。その二人に俺を逢わせてくれ。話がしたい。」


昴はそう言った。



『昴?お前、何を考えてる?何をしようとしてるんだ?』


俺が昴に聞くと…



「お前の苦しみを俺が半分貰うんだよ!何か問題でもあるのか?」


昴は平然な顔をして言った。



『すっすっ昴!?』


俺は驚いた。