『俺にはライバルが沢山いて本当に困ってるんだゾ!結婚してからも瑠璃のファンが増えてしまってそれを自分なりに抑えてるんだからな…瑠璃は俺の奥さんと言う立場に成ったけど実際は俺一人だけの瑠璃じゃ無いって思ってるよ。』


晧覬はそう言った。



晧覬一人だけの瑠璃ちゃんじゃ無いと…



「何いってんだよ?瑠璃ちゃんは晧覬の女に成ったからこそ結婚したんだろう?違うのかよ?」


俺は晧覬に聞いた。



『俺の女にしたいから無理矢理、結婚したんだけど…瑠璃はみんなの瑠璃なんだよ!』


晧覬はそんな事を俺に言った。



何て格好いい奴なんだろう?

こんなに心の広い奴が俺達の連れだと思うと…

みんな晧覬に群がるのが納得いった。



『で?昴はどうしたいの?俺は昴の契約をさせた張本人だから昴の想う通りにすればいいと思うけどみんなが傷付くのは極力、避けて欲しいんだよ…』


そう言った晧覬に…



「特に瑠璃ちゃんにはだろう?」


そう言った俺に…



『あぁ…そうなんだけどもさ…でも他の人達も同じ様に思ってるからな!』


晧覬はそう言うと…



『俺はいつでも昴の味方だから…誰が何を言おうとな!それだけは覚えといてくれな!』


晧覬はそう言った。