“ガラッ”

病室を開けると、隼人は体に沢山の包帯を巻いて寝ていた。

「隼人・・・ごめんね。早く目覚ましてよ」

雅は隼人の手を握りながらそう思い続けた。

『雅、つまらない意地張ってたのかもしんないね。あの女の人のことだってちゃんと隼人の話聞けば良かったのにね。隼人信じるって決めたのにね。もう二度と隼人のこと疑ったりしないでずっと信じてるからね。もっと・・・素直になるからね』

雅はそのまま眠りについてしまった。