それを察したのか愛子はそれ以上は聞いてこなかった。 それから幾日か経って雅と隼人が別れたことはもう学校中の噂になっていた。 雅と隼人は相変わらずで隼人は雅に話そうとしても雅は一方的に避け続けた。 ある日廊下で隼人はまた雅の腕を掴んだ。 「おい雅。話聞けよ!」 握っている隼人の手に力が入っていった。 「何よ。離して。隼人と話すことなんて一つもないでしょ?裏切り者のくせに」 冷たく雅は隼人に言い放って手を思いっきり振りほどいた。