隼人が昨日言ってくれたお陰か次の日から雅に対するいじめはぴたりと止んだ。 その日の放課後雅は運悪く日直だった。 そのため帰るのがすごく遅くなってしまった。 『さてと・・・書き終わったから帰ろっと。隼人待っててくれてるかな~』 雅の教室からは校門がよく見えた。 隼人との待ち合わせはいつも校門の前。 だから雅は校門の前に隼人がいるか確認しようと窓の外を見ると・・・自分の目を疑った。